通勤・通学用自転車の選び方について

2025/03/16

通勤通学用自転車と言っても、専用に設計されている訳ではありません。
実際は色々な種類の自転車の中から自分に合った物、好みの物をご使用されています。

今回は通勤通学に適した自転車の選び方をご案内していきます。

 

自転車を選ぶ前に学校や駅で
駐輪が可能なのか、何か規則が決まっていないかの確認をしましょう。

「両立スタンドが必須」「電動アシスト自転車は不可」「スポーツ車は不可」等の規則がある場合もあります。

 

さて、自転車選びでは走られる距離や地形条件が重要になってきます。

同じ距離でも平坦の場合と、坂道が多い場合ではおススメするポイントも変わってきます。
同じタイプの自転車であっても装備によって違いが出てきます。

 

選ぶ時のポイントについて簡単に説明をしておきます。

 

LED自動点灯ライト 

車輪中央にダイナモを配置、センサー付きライトで周りの明るさに応じて自動点灯します。

車軸付近で発電をするので今までのタイヤとの摩擦で発電するタイプに比べて重くならず

摩擦によるタイヤの傷みもありません

LEDなので電球のように球切れになる事もありません

 

変速機

変速機には「内装変速」と「外装変速」の2種類があります。

「内装変速」

後車輪の軸部分に変速機構を内蔵し、非常に故障が少ないタイプ。

停止状態でも重いギアから軽いギアへ変えられるので街中の信号が多い場所では便利。

内蔵式の為、ほぼメンテナンスフリーとなっています。

チェーンが移動する事もないので、ギア板やチェーンの摩耗も少ないです。

一般的には「軽い・普通・重い」の3段変速が普及しています。

実際に走行すると普通(2)のみを使っている方がほとんどです。

内装5段や内装8段などもありますがとても高価になります。


「外装変速」

スポーツ車と同じシステムでギア板や変速機がむき出しのタイプ。

後車輪に取り付けた多段のギア板をチェーンが移動して変速します。

ギア板の回転を利用するので、漕ぎながら操作を行います。

停止時に操作するとチェーンを傷めたり、外れる危険性もあります。

6段以上のギアがあるので自分の脚力や地形状況にも合わせやすいのが特徴です。

機構上チェーンが露出しているので、定期的に注油をする必要があります

 

リアキャリア・泥よけ

部活などで荷物が大きく重い場合はリアキャリアが付属していると便利です。

大きめの前バスケットでも重量制限が最大で5キロ程度で、無理に載せていると線材が破損したり重さでハンドルが不安定になる事もあります。

一般車では泥よけを標準装備していますが、一部スポーツルック車には装備がありません。

 

ベルトドライブ

チェーンの代わりにベルトを採用した駆動方法です。

摩耗で長さが変わる事もなく、金属ではないので注油の必要もありません

漕いだ感覚も滑らかで外れる危険性もほとんどありません。

 

ローラーブレーキ

耐水構造と特殊グリスの充填で雨やほこりの影響を受けにくい。
天候に関わらず安定した制動力を発揮します。

音鳴りの原因となる水やほこりが入りにくい、キーキー音がほとんどしません

グリスが減少しても補充が可能です。

 

盗難補償

一部車種にはメーカーが盗難補償をつけています。

1~3年の間もし盗難にあっても少ないご負担で新しい自転車を準備できます。

スペアキーを含めてカギの紛失や取り付けたままの盗難は対象外になります。

その他にも補償条件はいくつかあります。

 

ステンレスパーツの使用

ハンドル・泥よけ・チェーンケース・バスケット等
ステンレスパーツを多く使ったモデルがあります。

サビに強く、強度も上がり、雨に濡れる環境の場合はとても有効です

 

両立スタンド

駐輪する際に真っすぐ立つ事で倒れる事が少なくなります。

倒れる事による部品の破損を大幅に防ぐことができます

また、荷物を積載する時にも安定します。

 

ステンレス車輪

車輪のリム部分がステンレス製になる事で、重量は少し増しますが強度が強くなります

前輪部分はブレーキシューによるリムの削れが少なくなり黒く汚れる事がありません

 

アルミフレームの採用

本体部分がアルミ素材になる事で全体重量が軽くなります。

長距離の走行での疲れの軽減や上り坂での走行も楽になります。

 

ここに挙げた選ぶ時のポイント以外にも便利な装備が付いた自転車も多くあります。

より詳しい事がお知りになりたい方はスタッフまでお気軽にお聞きください!